デザインのお仕事をしていると、ただデザインをするだけでは結果に結びつきにくいと痛感しております。
デザインには依頼者さまのその商品に込めた想いから、行動経済心理学的な視点、マーケター的な視点、日本や世界経済の流れを極力俯瞰して見られる視点など考慮しなければならない点がたくさんあると考えております。

今回はYahoo!ニュースに掲載されていたアメリカ経済の記事要約を紹介いたします。

  1. アメリカの債務上限問題は解決していない。一部では問題が去ったとの楽観論があるが、実態は深刻化している。
  2. 米財務省は政争が行われている間に手元資金が減少し、大量の国債を発行して資金を調達しなければならない状況にある。
  3. 金融危機への懸念から預金流出に苦しんできたアメリカの銀行が再び深刻な流動性不足に陥る可能性がある。
  4. この流動性不足が企業への資金供給を阻害する可能性がある。特に、不動産業界が影響を最初に受ける可能性が高い。
  5. 「シャドー空室」(長期契約を結んだにもかかわらずほとんど利用されないオフィス空間)が増加しており、商業用不動産を巡る情勢はさらに悪化することが予測されている。
  6. 商業用不動産ローンの焦げ付きに加えて、企業向けローンも問題となっている。「倒産予備軍」と呼ばれる企業数が急増しており、銀行が融資を控える傾向にある。
  7. 米調査会社クレジットリスク社が考案した「FRISKストレス指数」(今後1年で倒産確率が上がる度合いを測る指数)の5月末の数値が、リーマンショック後の2009年以来の高水準に達している。
  8. ドイツ銀行は「米融資におけるデフォルト(債務不履行)率は過去最高に迫る水準となる」と分析している。


上記の要約から得られる示唆としては、


  1. 金融市場の不安定性
    :アメリカの債務上限問題とそれに伴う流動性不足は、金融市場全体の不安定性を増大させています。これは世界中の投資家に影響を及ぼす可能性があります。
  2. 不動産市場の影響:特に不動産業界は、流動性不足による資金供給の問題から大きな影響を受ける可能性があります。これは不動産価格の下落や市場全体の不況を引き起こす可能性があります。
  3. 企業の倒産リスク:「倒産予備軍」と呼ばれる企業の数が増えていることは、経済全体にとって大きなリスクを示しています。これは雇用や経済成長に影響を及ぼす可能性があります。

などが挙げられるかと思います。

さらに、それらを元に今、私たちが行うべきアクションプランの一例も紹介させて頂きます。

  1. リスク管理の強化:金融市場の不安定性が高まっているため、投資家や企業はリスク管理を強化する必要があります。具体的には、投資ポートフォリオのリバランスやリスク分散策を見直すことが考えられます。
  2. 不動産投資の見直し:不動産市場が影響を受ける可能性があるため、不動産投資を持つ人々はその投資の見直しを検討するべきです。市場の動向を注視し、必要に応じて投資戦略を調整することが重要です。
  3. 事業継続計画の策定:企業は、倒産リスクが高まっている状況で事業継続計画を策定または見直すべきです。これには、資金調達の代替策を探る、コスト削減策を検討する、事業の多角化を進めるなどのアクションが含まれます。


    今後も定期的に経済情報や役に立たなそうで本当に役に立たない情報など、ゆるく発信していきます!



参考リンク:「世界経済クラッシュ」のトリガーが、いま引かれようとしている…!より
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/63b2d292a5d0388dd6b32f875b5753a6bc650aa5&preview=auto